臨床教育を重視した本学作業療法学専攻における,クリニカル・クラークシップの理念に基づき段階的に取り入れたクリニカル・クラークシップ型臨床実習による臨床教育カリキュラムの改訂内容について,旧カリキュラム学生と新カリキュラム学生に実施した調査をもとに,学生の学びやすさや作業療法の臨床実践を学ぶことによる学習者としての変化,また実習中における生活時間の変化などから,新カリキュラムでは,クリニカル・クラークシップ型臨床実習の特性である見学・模倣・実施という段階を経て,学生が多くの経験ができる臨床実習により,これまでよりも主体的に取り組んでいたことが示唆された.また睡眠時間が増えより健康的に学ぶことができたことも示唆された.
pp.222-223
紀國谷恵子 佐藤善久 渥美惠美 五百川和明 小野治子 伊藤明海