「近赤外線分光法による対乳児発話時の脳反応の検討」
第37回日本神経心理学会(札幌)
育児未経験の若年成人が乳児に対して対乳児発話(IDS)を表出する際に、乳児の起源状態(啼泣・非啼泣)の違いによって、脳血流状態がどのような変化を示すか、またその脳反応は特性不安と関連があるかどうかを検討した。結果は、前頭部・側頭部の賦活パターンには個人差が多きいことが示された。また、特性不安は、高・中・低の3段階にわかれた。抗不安群では前頭部の賦活が低い傾向であった。庭野賀津子・田邊素子・佐藤洋介