その他

基本情報

氏名 五十嵐 守
氏名(カナ) イガラシ マモル
氏名(英語) Igarashi Mamoru
所属 健康科学部 リハビリテーション学科(理学療法学専攻)
職名 准教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル・テーマ

放課後等デイサービスに通う発達障害児の運動機能の特性について 〜新体力テストを活用して〜

単著・共著の別

その他(発表学会等)

発行又は発表の年月

2023/03

発表学会等の名称

日本発育発達学会第21回大会 (中京大学豊田キャンパス)

概要

【背景】近年、発達障害と認知される児が増えていると報告されている。発達障害児は運動機能の障害があると報告されているが、発達障害児の持つ運動機能の特性は明らかになっていない。
【目的】発達障害児の持つ運動機能の特性を把握することを目的とした。
【方法】対象は放課後等デイサービスに通う発達障害児243名とし、新体力テストより50m走・上体起こし・反復横跳び・立ち幅跳びを測定した。政府統計窓口より令和3年度の新体力テスト結果(n=1080)を利用し、年齢ごとに対応のない t 検定を実施した。有意確率は5%とし、効果量 d を算出した。放課後等デイサービスを通う群を  D群、比較に使用した群をコントロール(C)群とした。
【結果】50m 走は、すばやさと力強さを示す指標である。各年齢で D 群が有意に秒数が遅くすばやさ・力強さを求める運動が苦手という結果が得られた(P<0.05)、(効果量 d:6 歳0.3、7 歳 0.38、8 歳 0.11、9 歳 0.23、10 歳 0.26、11 歳 0.33、12 歳 0.07)。上体起こしは、運動の持久力を示す指標である。各年齢で D 群が有意に回数が少なく持久力が低いという結果が得られた(P<0.05)、(効果量 d:6 歳 0.24、7 歳 0.32、8 歳 0.2、9 歳 0.21、10 歳 0.41、11 歳 0.49、12 歳 0.35)。反復横跳びは、タイミングの良さを示す指標である。各年齢で D群が有意に回数が少なくタイミングを合わせる運動が苦手であるという結果が得られた(p<0.05)、(効果量 d:6 歳 0.25、7 歳 0.52、8 歳 0.43、9 歳 0.62、10 歳 0.61、11 歳 0.63、12歳 0.58)。立ち幅跳びは、タイミングの良さと力強さを示す指標である。各年齢で D 群が有意に距離が短くタイミング良く動く力強さを発揮する運動が苦手であるという結果が得られ
た(p<0.05)、(効果量 d:6 歳 0.39、7 歳 0.51、8 歳 0.5、9 歳 0.73、10 歳 0.59、11 歳 0.69、12 歳 0.62)。
【考察】放課後等デイサービスに通う発達障害児の体力テストの結果は令和3年度の新体力テストの結果と比較して、タイミングの良さ・力強さ・すばやさ・運動の持続力の運動機能の特性が全般的に低い可能性が示唆された。特に反復横跳びと立ち幅跳びの効果量が大きく、運動のタイミングを合わせるような介入が重要であると考えられた。