V.「重症心身障害児を取り巻く人々からのメッセージ I. 理学療法士の立場から;快適に生活するために」を担当.2005年10月30日「障害者自立支援法」が成立し11月7日に交付された.この法律の趣旨は障害者の方々を支援し,地域の限られた社会資源を活かしながら,障害者が働ける社会作りをめざすものだが,「重症心身障害児」にとってどのようなメリットがあったのだろうか.現実問題として,目の前の「重症心身障害児のケア」を中断するわけに行かない臨床家,家族の実情があり,ケア・セラピーを行う人たちは重症心身障害児の一人ひとりの発達促進をめざし,QOLの向上を願い日々努力している.本書はそのような方々への手引き書である.
282-92頁を担当.
五十嵐 守,浅倉次男 監修,有馬正高,他22名.