コロナ禍の状況のためにオンラインで試行したPCAGIPについて、PCAGIP効果測定尺度(内藤, 2020)を用い、対面との効果の比較検討することを目的とした。実施と調査の対象は教職志望の学生であり授業の枠組みにおいて実施した。オンラインPCAGIPは対面と比べて全体的な効果に差がないが、「理解・発見」の下位尺度については金魚鉢が対面より高く、「受容的雰囲気」の下位尺度については金魚が対面より低いことがわかった。理由として、オンラインはリラックスして参加できるため、金魚鉢はより進展を客観視することができると考えられ、一方オンラインではメンバーの表情や空気が伝わりにくいため、金魚は対面より受容的雰囲気を感じづらかったものと考えられた。