「フィンランドにおける予防健康増進サービスに関する研究-先進事例の分析・類型化を通して」
第56回日本社会福祉学会(岡山県立大学)
日本の現状を概観しながら、ケアの社会的コストの増大、うつによる自殺並びに社会的損失、社会的格差などによる健康被害、従来型の健康概念や予防アプローチ方法では、問題の適切なアセスメントや有効なソリューションが難しいといった心と体と社会関係の不調和に起因する問題について論じ、より社会的な観点から健康概念を捉え直して、効果的な予防型サービスの開発並びに社会的支援の在り方について、先進事例の分析・類型化を通して、得られた作業成果について報告した。