「食物アレルギーをもつ乳幼児をめぐる食育コミュニケーションの実態調査-家庭・保育所を中心-」
食育基本法が制定され、これまで以上に「食」が重要であると周知された。これを受け、保育所や幼稚園などの保育施設などにおいても食育に力を注ぐようになる。しかし、それ以前から現場では深刻な食の問題への対応に苦慮していた。増大する食物アレルギーを抱える子どもの問題である。本研究では、このような子どもたちも含めて食育を進めていくことが真の食育につながると考え、行政、保育施設、家族を対象として調査を実施し、その対応の実際を明らかにしている。pp.111-117
『研究紀要』アサヒビール学術財団第25号(2010年度)、公益財団法人アサヒビール学術財団