発達障害のあるこどもの親は療育に必要な情報や支援をどこからどれだけ得て、それがどの程度子育ての支えになったととらえているかを明らかにする目的で、本学の特別支援教育研究室の利用者を含めた29名にアンケート調査を行った。インターネットや本・雑誌は比較的大きい情報・支援であったが、それが子育ての支えになったと認識している程度とは差がみられ、個別的かつ具体的な内容を得ることができる場所や媒体が子育ての支えになることが示唆された。なお、この研究は平成24年度文部省科学研究補助金(基盤研究(C))の助成により実施した研究の一部である。
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鈴木祐子、塩飽仁、佐藤幸子、富澤弥生、田﨑あゆみ