老年疾病治療論
高齢者の形態・機能学的な変化に関する知識を習得することに加え、高齢者に代表的な疾患の病態学の基礎(疾病の自然史:発症から重篤な病態に至るまでの経過)と治療について学ぶ。最初に老年症候群について論じ、次に代表的な疾患について、その病態生理学的な意味と高齢者特有の問題を論じる。代表的な疾患では、誤嚥性肺炎、尿失禁、神経疾患などについて論じる。高齢者にとっては、いずれの疾患も治療後、生活機能の再構築という難題に直面する。この点についても、折に触れ、論じていく。