目的:公衆衛生看護学実習の代替として実施したオンライン実習について,学生が有意義と意味づけた体験を明らかにする.
方法:保健師教育課程の学生6名に対し半構造化面接を行った.研究方法は質的記述的であった.
結果:オンライン実習において,学生が有意義と意味づけた体験として,【情報が整理された多様な教材で学ぶ】【支援計画を他学生と共有しディスカッションする】【技能の実践と評価を体験する】【他学生・教員とつながる】【時間的な余裕を活用する】【自分のペースで実習を進める】の6カテゴリーが明らかになった.
考察:今後,感染症や災害等によりオンライン実習に変更せざるを得ない状況が生じた際,本活動報告の結果を踏まえ学びの深化を図り,学生が安心して実習に臨めるよう実習プログラムを構築する必要がある.
pp.82-93
共同執筆につき担当部分抽出不可能
佐藤晃子,渥美綾子,下山田鮎美