自身の声を利用した練習が音程感覚を向上させる方法として有効か情報機器を活用した練習と従前の練習とで比較することで検討した。
考察として、 ▶音域や声質の異なる者同士の声の模倣では、教師の声質や発音のクオリティにより学習者の聴き取りやすさに差が出るが、自分の声質で比較すればこれらの差が生まれず学習効果が高まる。
▶指導する教師の歌唱力によって練習できる音程が限定されるが、本音響システムを利用すれば様々な音程を練習できる。
の2点が明らかとなった。
総p.136,p.117
佐藤和貴/渡会純一/佐藤克美