「創作和太鼓演奏を通した被災児童の心のケア−被災児童自らによる地域復興−」
学校音楽教育研究(日本学校音楽教育実践学会紀要)2016、日本学校音楽教育実践学会全国大会(大阪成蹊大学)
東日本大震災以降、音楽を通した様々な心のケアが取り入れられている。本実践は児童の音楽教育及び心のケアに和太鼓の演奏を活用できるかの検証を目的としたものである。震災時に第一筆者が赴任していた東松島市立野蒜小学校での体験をもとに、児童自ら地域を復興させるべく、「野蒜復興太鼓」を第一筆者が作曲し、演奏披露を行った。子どもたちに合う技術を使い、生き生きと表現できるように作成された。これにより、自己有用感が高まり、心の支えになった。総p.292 pp.162-163渡会 純一、渡邊 裕希