「状況に応じた器楽アンサンブルの編曲について(2)−『卒業コンサート』における小編成演奏のアレンジ−」
音楽表現学vol.13、日本音楽表現学会第13回(美ら島)大会(沖縄県立芸術大学)
本学で行っている「卒業コンサート」に関し、以下追跡調査を行った。①これまでの映像・パンフレットの分析②ゼミ卒業生を対象にした質問紙による調査③半構造化インタビュー④現役ゼミ学生による演奏再現。これらを通し、編曲楽譜を作成するためには、聞き分ける耳を持ち、それをイメージと合致するように、演奏者の演奏能力に応じて書く技術が必要であることが考察として明らかとなった。編曲者(主催者)自身の音楽観、人間関係、価値観が作品に表れてくるのである。総p.126 p.117