筆者がかつて行った各学校の吹奏楽部への質問紙調査において、「指揮・指導のしかたが分からない」という回答が見受けられた。また、外部講師にインタビューを行ったことから、外部講師との関わりとして以下の3点が概念として形成された。
①あらかじめ指導の目的や内容を明確にしておく
②子どものニーズに合った指導を行い、音楽表現の上達に寄与する
③指導した内容を確実に顧問教員に引き継ぐ
本研究はこれらを受け、筆者および本学ゼミ生が外部講師となり指導実践を行うことで、上記内容①〜③についての検証を行うことを目的とする。
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