「テロ脅威報道接触後の外集団成員排斥にワーキングメモリキャパシティが及ぼす影響」
日本社会心理学会第59回大会(大手門学院大学)
テロ脅威報道接触後の外集団成員排斥にワーキングメモリキャパシティが及ぼす影響について検討を行った。共分散構造分析の結果、テロ脅威報道接触後、ワーキングメモリキャパシティが乏しい者ほど、国家アイデンティティ(愛国心)が高まること、愛国心の高まりは集団間情動(怒り・恐怖)と集団実体性の認知を介して、外集団排斥(追放・報復・戦争受容)に影響を及ぼす可能性があることが示された。