「ワーキングメモリキャパシティの個人差と自我消耗後の自己制御:読解問題における検討」
日本社会心理学会第57回大会(関西大学)
注意制御力の個人差としてワーキングメモリキャパシティを定義し、自我枯渇後の自己制御に及ぼす影響について検討した。自己制御を測定する課題として認知資源を必要とする読解問題を用いたが、自我枯渇×WMCの交互作用は認められず、WMCの主効果のみが認められた。WMC高群は低群よりも自我枯渇後の自己制御課題の遂行成績が優れていることが示された。