「認知判断傾向と精神的健康指標の関連性におけるワーキングメモリキャパシティの調整効果」
日本心理学会第70回大会(東洋大学)
ワーキングメモリのキャパシティが乏しいにもかかわらず情報処理における正確さを求めることは抑うつを高め、自尊心を低下させる可能性があることが示された。また、キャパシティが豊富な人は情報の曖昧さに耐え、情報処理に時間をかけることは精神的健康と結びつくが、キャパシティが少ない人においてはそのような効果が認められないことが示された。p.214