「自己高揚戦略としての自己卑下呈示」
日本心理学会第64回大会発(京都大学)
自己卑下呈示が行われる際の動機について検討した。自己高揚動機、関係維持動機、自信回復動機、話題提供動機の4つが存在することが確認された。このような結果は、日本で日常的に行われている自己卑下呈示は、欧米文化で指摘されてきた自己防衛的な呈示方略であるとする解釈に疑問を投げかけるものである。(p.204吉田綾乃、浦光博