子どもの数感覚の発達-ナンバーライン推定課題を通して―
本研究は、小学1~3年生を対象とし、子どもの数感覚の発達的傾向を調べ、算数障害のある子どもとの比較のための基礎データを得ることを目的とした。ナンバーライン推定課題を実施した結果、学年による有意差が示された。2桁のナンバーライン推定課題は、2年生くらいで完成することが明らかになった。課題のパターンによる違いも見られたことからナンバーライン推定課題の難易度を調整した更なる研究の必要性が示唆された。
東北福祉大学教職センター特別支援教育研究年報第14号