1999年1月に調査した仙台市の小学校の言語障害通級指導教室に通う21名の学習障害児の2001年1月現在の学習の習得状況を中心に、通級指導教室担当教師に聞き取り調査を行った。その結果、多くのケースで認知の偏りあるいは能力のアンバランスがさらに明確になった。通級指導は児童の社会的技能を伸ばす上でも効果があったが、中学校に進学すると不登校に陥るケースもあり、学習障害児に対する校種を超えた援助システムの必要性があると述べた。
pp.181-186
Hwang,Y., Hosokawa, T., Abe, Y.