「学習障害児のワーキングメモリ評価法の開発とその特徴に基づく指導方法の体系化-言語障害通級指導教室を研究の場として-」(査読有)
学習障害児の基本的障害といわれているワーキングメモリに基づいて体系化された指導方法を開発することを目的とした。そのためまず、学習障害児の本質的問題である作業記憶を測定するための評価法を開発し、日本の学習障害児の作業記憶の特徴を明らかにした。その上、作業記憶を理論的視点とし、これまで経験的に行われてきた学習障害児の指導方法を再評価しつつ、作業記憶に基づいた学習障害の体系的指導方法を提案し、学習障害児の学力のつまずきのタイプごとに有効な指導方法を提案した。総p.253
東北大学博士学位論