「小学校2年生の加減の算数文章題解決に関する研究- 文章題の解決に影響を与える認知的要因の分析-」(査読有)
小学校2年生を対象として文章題解決過程を明らかにすることを通して発達障害のある児童への教育的介入のための基礎データを得ることを目的とした。文章題解決に影響を与える外的要因として文章題の問題タイプをあげ、問題の意味的構造により、文章題解決能力の上位群と下位群の文章題の解決結果が異なるのかを調べた結果、両群ともに「変化」、「合併」、「等価」、「比較」の4つのタイプのうち、「比較」が最も難しく、さらに未知数の位置によりその難易度に差が表れた。pp.321-334
「東北福祉大学研究紀要」、32