「学習障害児の作業記憶の特徴を考慮した読解指導」(査読有)
LD児の作業記憶の特徴を踏まえた指導が、子どもへの効果的支援につながるかどうかについて検討するため、視空間的作業記憶が言語的作業記憶に比べて優位であるLD児の読解指導を行った。全般的作業記憶の負担を減らす、本児にとって優位である視空間的能力を生かし、視空間的手がかりを用いる、効果的学習方略を選択し、利用するための方略を中心として読解の指導を行った結果、読みにかかる時間の短縮及び読解の得点の向上が見られた。pp.55-62
「東北福祉大学特別支援教育研究センター研究紀要」、1