「発達障害のある児童のワーキングメモリは改善できるのか-広汎性発達障害のある児童を対象とした試み-」(査読有)
従来の研究では、ワーキングメモリの容量は変化しがたい個人の認知特性として考えられてきたが、直接的なトレーニングを通してワーキングメモリの容量が改善できるのかを広汎性発達障害のある児童を対象として確認した。音読という生活介入を通して介入群と比較群の間のワーキングメモリテストの得点を比較した結果、介入群のみにワーキングメモリの得点の向上が見られ、ワーキングメモリの改善可能性について知見が得られた。pp.157-166
「東北福祉大学研究紀要」、34