「発達障害とワーキングメモリに関する研究動向とその課題」(査読有)
ワーキングメモリに関する先行研究を概観し、発達障害とワーキングメモリについて検討を行なった。その結果、ワーキングメモリの容量は発達過程において変化すること、発達障害の根底にワーキングメモリの困難があることなどを明らかにした報告が見出された。今後は、ワーキングメモリの欠陥により学習に困難を示す児童・生徒のために、学校場面で用いることのできる支援に関する研究成果を蓄積していく必要があると考えられる。pp.95-101
「東北福祉大学特別支援教育研究センター研究紀要」、2