算数障害のある児童への時間概念の支援
日本LD学会第29回大会(兵庫)
算数障害への支援は、数の理解や計算などの問題に焦点が当てられることが多いが、日常生活においては時間やお金などに困難を示すことが多い。本研究では、時間の見積もり及び時間単位間の大小関係の区別に困難を示す算数障害のある児童を対象に時間処理に必要な時間概念の支援を行い、有効な手立てを提案することを目的とした。対象児の高い言語能力及び多感覚を用いることで、日常生活と関連が深い単位から理解を深め、時間単位への理解を促すことができた。菅谷英都 黄 淵煕