「1歳未満児の視覚認知機能の発達(2)-Preferential lookingによる視覚再認課題-」
日本心理学会第66回大会(広島大学)
ビデオカメラによる選好注視判定の客観性を眼球運動の同時測定により検証し(実験1)、信頼性が確認された手法を1歳未満児に応用し、特定の選好注視の生起が月齢によりどう異なるか、すなわち課題を実施する最適な月齢帯を調べた。その結果、分析の対象になった20名の1歳未満児は最初の4試行間では新奇刺激に対する選好注視時間は異ならなかった。月齢の主効果が見られなかったことから、選好注視が高頻度で生起する月齢を特定することはできなかった。牛山道雄、鏡秀房、熊本圭吾、黄淵熙、細川彩、和田志保、細川徹