「S-CPT日本語短縮版を用いた学習障害児のワーキングメモリの検討」
日本特殊教育学会第41回大会(宮城県東北大学)
Swanson認知処理テスト(S-CPT)の日本語短縮版を用いて、学習障害児のワーキングメモリを健常児との比較を通して検討した。その結果、健常児のワーキングメモリは概ねバランスよく発達することに対して、学習障害児は年齢が高くなるにつれ優れた領域と劣った領域が明瞭化していく可能性が示唆された。また学習障害児の認知的特徴がS-CPTの結果とも関連していることが示唆された。黄淵熙、細川徹、石坂郁代、木舩憲幸、大平壇