「学習障害児のワーキングメモリを考慮した指導」
日本特殊教育学会第45回大会(兵庫教育大学)
LD児のワーキングメモリ(WM)の特徴を踏まえた指導が、LDを持つ子どもへの効果的支援につながるかどうかについて、約6ヶ月にわたって行なった実践的試みを報告した。対象児は小5年のLD児で文章理解が困難であった。検査結果、WMの容量が少なかったので、全般的にWMの負担を減らすこと、M児の中では優位である視空間的WMの強さを利用することを指導方針として指導を行った結果、読解にかかる時間と得点の両面からの改善が認められた。