日本の読み書き障害に関する通常学級担任の認識と指導の実態を調べた。その結果、教員が重要と思う支援と実際に読み書き障害のある児童に行った支援は一致しないことが分かった。また、読み書き障害のある児童を担任した経験と読み書き障害に関して受けた研修の時間は支援の優先順位の選択と有意な相関がみられた。一方、特別支援教育免許の有無とは有意な関係を示さなかった。現職教員の読み書き障害に関する研修の重要性が示唆された。
Hwang, Yeonhee., Ishizaka, Ikuyo., Hosokawa, Toru