通級による指導が制度化された1993年以後、増加しているLD児の通級指導の実態を明らかにするため、言語障害通級指導教室に限り、調査を実施した。その結果、現行制度上は通級による指導の対象となっていないLD児が通級指導教室で指導されていることが明らかになった。言語障害通級指導教室での指導内容と通常学級教師への助言内容についての因子分析の結果からは,通級指導教室での指導内容と通常学級との連携のパターンには6つのパターンがあることが分かった。
pp.955-1001
細川徹、黄淵熙、佐々木美奈、阿部芳久