「長期臥床における腰痛の実態」
長期宇宙滞在の地上模擬実験として行われた90日間のベッド安静実験における腰痛の実態についてアンケートを用いて調査した。ベッド安静時における腰痛は、腰背部を中心とする鈍痛であり、ベッド安静開始~3日後に最も高頻度に認められた。また、ベッド安静中、筋萎縮予防の抵抗運動を行ったグループでは、その抵抗運動に起因すると思われる腰痛の愁訴がベッド安静期間を通して確認された。pp.65-74大島博、水野康、川島紫乃、渡辺友紀子
宇宙航空環境医学