「90日間の6度ヘッドダウンベッドレストにおける睡眠・覚醒および直腸温リズム」
長期宇宙滞在の模擬実験として行われた90日間の連続ベッド安静持続実験における睡眠・覚醒リズムおよび直腸温の概日リズムを検討した。ベッドレストの継続に伴い、直腸温リズムの変化はわずかだが、睡眠・覚醒リズムでは位相が後退し、覚醒刺激の乏しいベッド安静状態では、朝の覚醒時間の後に覚醒困難の生じることが考えられ、実際の宇宙滞在時にも覚醒手段を工夫する必要のあることが示唆された。pp.55-63水野康、大島博
宇宙航空環境医学