「発達が気になる子に対する臨床美術の有用性(2)~プロセスレコード分析からの考察~」
日本保育学会第62回大会(千葉) 発表論文集
本報告では、男児M(初回セッション時6歳1ヶ月齢、診断:自閉的傾向)、女児H(初回セッション時6歳6ヶ月齢、診断:自閉症) の2児について、各セッションの観察記録やビデオ記録を基に、会話や制作態度からプロセスレコード法による分析を行い、幼児の言動やコミュニケーション、表現活動の内容と質の変化について考察し、さらに臨床美術メソッドの有効性、カリキュラムの効果、臨床美術士のコミュニケーション法について分析を行なった。p.75保坂遊、青木一則、前田泰弘、小笠原明子