高校生の生きる力を伸ばす放課後の居場所の果たす役割について ー宮城県松山高等学校における図書館カフェでの試みからー
多様な生活背景をもつ高校生たちがともに過ごし、ともに語り合い、ともに学び合うための「図書館カフェ」を、さまざまな立場にある教職員が知恵を出し合って工夫を重ねて6年間にわたり運営してきた実践報告を行う。そこで観察された生徒たちの行動変容や、教師と生徒との関係性の変化などから、放課後のひとときを過ごす「図書館カフェ」における取り組みには高校生の生きる力を伸ばす機能と役割があることを考察する。
東北福祉大学教育・教職センター特別支援教育研究年報 第17号