学校で暴言等がみられる発達障害児に対するスクールソーシャルワーク ー短期的に改善した一事例ー
学校で暴言等がみられる発達障害児に対し、スクールソーシャルワーク実践を行った。発達障害児をとりまく環境に目を向け、全体を捉えた上で、学級担任への介入を行った結果、短期的に改善した一事例について報告する。事例は、発達障害児だけでなく、その家族も様々な課題を抱えている状態にあった。考察では、学校での状況、家庭内での状況、地域での状況について触れた上で、スクールソーシャルワークを実践する際の視点について述べ、発達障害児への支援のあり方について考えを述べた。
東北福祉大学特別支援教育研究室研究紀要 第8号