繰り返される悩みと苦しみ、手渡される励ましと希望 ー発達障がいのある子どもの親たちによる「語ろう会」の様子からー
発達障がいのある子どもを育てる親が血は、子育ての不安や悩みを長期間にわたり抱え続けなければならない場合がある。本稿では、親たちによる語り合いの場が持たれるまでの経緯と、そうした場が必要とされる理由やその効果を明らかにするための手がかりを記録した。また、低年齢の発達障がいの子どもを育てる母親たちと、思春期・青年期を迎えた発達障がいのある子どもを持つ母親たちがともに集って語り合い、励ましと希望をもって交歓する「語ろう会」の意味について考察した。
東北福祉大学教育・教職センター特別支援教育研究年報 第12号