「発達障害児の『コミュニケーションが苦手』の観察視点と諸相 ―コミュニケーション行動の実態像と特徴の把握に向けて―」
「コミュニケーションが苦手」と言われる発達障害児のコミュニケーション行動の実態を三場面に分けて観察し、模擬的事例をもとに、児の外的条件(集団の大きさ、かかわり手のかかわり方など)および内的条件(児の行動テンポや情報処理テンポ、言語力や学力、過敏性など)に基づいて分析した結果、児らのコミュニケーション行動におけるつまずきや困難さは、内的・外的条件の複合によって生成されると考えられた。pp.3-10鈴田泰子、菅井邦明
東北福祉大学特別支援教育研究室研究紀要Vol.5