「高活動の心理生理学的考察」
注意欠陥多動性障害(ADHD)などにみられる高い活動性の発生機序に関して、心理・生物学的な検討を行った。またADHD児と高機能自閉症児間で行動の抑制に発達的差異が生じるかを、タッピングという微細運動を用いて実証的研究を行った。 分析の結果、ADHD児では動作の精度に関して自閉症児よりも成績が悪いこと、両群とも7~8歳を境にパフォーマンスの向上が認められることなどが示された。pp.148-124畑山俊輝、大関信隆
東北大学文学研究科研究年報、第51号