「高活動傾向児の動作特性について(1)  －動作パターン測定システムの開発について－」

東北心理学会　第54回大会（秋田大学）
東北心理学研究、第50号

本研究では発達障害の行動像として比較的広く観察される高活動を示す児童に対し単純作業による行動特性の量的・質的把握を簡便に、また対象児に負荷の少ない形で捉えることの出来るシステムの開発を試みた。　実験状況や使用した刺激に対する児童のコミットメント度は総じて高く、データの記録に関しては概ね適切に行われた。一方、機器に対する過度の関心や予想外の行動が少なからずみられ、より注意が拡散しないような機器の設計が今後の課題となった。
p.73
大関信隆、畑山俊輝、畑山みさこ