「思春期・青年期1型糖尿病患者の心理的背景と療養行動」
日本健康心理学会 第14回大会(仙台市民会館)
本研究では思春期・青年期1型糖尿病患者のパーソナリティーとコントロール状況について、療養行動に関する質問紙調査とロールシャッハ・テスト(エクスナー法)を用いて検討した。 分析の結果、対象者のパーソナリティ全般に関する特徴としては自己評価の低さ、感情的交流の回避、ストレス耐性の低さが見られた。また血糖コントロールの良好群と不良群の比較では、良好群に対人関係に於ける受動性、知性化による防衛、抑うつ指標に合致、などの特徴が見られた。川村素子、白畑範子、大関信隆、五十嵐裕