「幼児・児童の感覚運動調節過程(2) 発達障害児における比較」
日本心理学会 第65回大会(筑波大学) 日本心理学会、第65回大会発表論文集
本研究では注意欠陥多動性障害児と自閉性障害児に対して可変する音刺激に対する微細運動の追従課題を課し、障害間の動作制御の精度を検討した。 分析の結果、両群とも低年齢では動作の調整が不得手で、特にAutism低年齢群の悪さが顕著であった。またADHD低年齢群は課題後半になると精度が向上するがAutism低年齢群では逆に精度が低下することが示された。さらにAutism高年齢群では制御精度がかなり改善することが示された。p.638大関信隆、畑山俊輝、畑山みさこ