近年,ロボットの高齢者ケア,教育,その他の分野への応用に大きな期待が寄せられている。 特に,Pepperなどの通信ロボットが高齢者にとって効果的な談話者になり,孤立感を防ぎ,精神的健康を維持できるようになることを期待されている。しかし,現時点では,ロボットが人にサービスを提供し,人と協力する上で効果的にできることとできないことは不明のままである。 ここでは,2つのケーススタディの結果に基づいて,人とロボットを使用する際の困難さと人とロボットの協調に関する問題について論じる。
pp.32-46
Kazuki Iwata, Makoto Ohuchi and Junichi Urushiyama