「教育と人間観(戦後の日本教育と社会の現状を概観して)」
本研究では、日本における高度経済成長を達成した経済界が、教育に対し如何なる要請をしているか、またそれに対する教育の対応はどのようなものであったかを概観する。そして経済と教育との関係のもとで非行を中心とした社会規範からの逸脱問題が増加しているが、そのような問題は経済界から要請された、社会の役割期待を前提とする人間観と、教育の本来的な価値観との間における際が遠因の一つとなっている。page 80
東北福祉大学 修士論文