その他

基本情報

氏名 菅原 里江
氏名(カナ) スガワラ リエ
氏名(英語) Sugawara Rie
所属 総合福祉学部 社会福祉学科
職名 准教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル・テーマ

精神疾患の普及啓発におけるピーカーズビューローの可能性アウトリーチ支援の未来のかたち

単著・共著の別

その他(発表学会等)

発行又は発表の年月

202403

発表学会等の名称

社会精神学会仙台大会

概要

地域精神科医療の発展のために欠かせない精神障害(者)に関する普及・啓発活動であるが、近年、当事者活動の発展がピアサポートの普及やSDM(Shared Decision Making)重視の臨床につながっている。厳密な意味での当事者活動ではなく、専門家のみの活動でもない普及・啓発活動の一つとして、スピーカーズビューロー(Speakers Bureau:SB)の活動を挙げることができる。

SBは、世界精神医学会(WPA)の「統合失調症のスティグマと差別と闘う世界的プログラム」(Open the Door)が編集した『Schizophrenia - Open the Doors Training Manual』の第五章7節「当事者によるスピーカーズビューローの開催」の中で、「(SBは)精神疾患というものが、全ての人・誰にでも起こりうる、人間としての問題であることを理解させてくれる」として、その活用が推奨されている。

当事者と専門家(支援者)が協働し、情報を求める聞き手に対して当事者のストーリーを発信し、聞き手と双方向的なやりとりを行うSB活動の有効性について、2009年から本格的な活動を開始し、これまでに1万人を優に超える聴講者に講演を行ってきた仙台SBの実践を踏まえて紹介する。