・宮城県内をフィールドに調査を実施し、災害ボランティア活動の実態について、受入れ側の視点からポイントを把握。活動のポイントおよび地域の備えとして実施すべき対策を取り纏めた。
＜特に優れた研究成果＞
・宮城県内で災害ボランティアセンターを立ち上げた自治体の半数以上から協力得て、活動の実態に対する生の声を把握。
・東日本大震災時において、「石巻モデル」と称される災害ボランティアの受入れ体制を構築した石巻市社会福祉協議会の協力のもと、多くの支援を受け、復旧・復興に向けた活動を実践する上でのポイントを整理。
＜問題点とその克服方法＞
・現時点では、宮城県内のみが対象となっており、さらに広く知見を収集・整理する上では、岩手県や福島県などへの調査も必要。本調査結果の発信と合わせて、他県における活動についても情報収集を実施予定。
＜研究成果の副次的効果（実用化や特許の申請など研究成果の活用の見通しを含む。）＞
・災害ボランティアによる活動は、地域の復旧・復興の第一歩につながる活動であり、地域における災害への備えとして、受入れ体制の強化に向けたポイントを、セミナー等を通じ、情報発信していくことを検討中。
＜今後の研究方針＞
・災害ボランティア活動のポイントや受入れ体制の強化に向けた知見等の深度化を図るため、実際に災害ボランティアとして活動する側の視点から調査を実施中。
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吉田雅俊，岡正彦，秋山哲男，佐藤貴行
