慢性期脳卒中患者4名を対象に、歩行中の麻痺側股関節伸展角度をリアルタイムで音によってフィードバックする歩行練習を4週間実施した。その結果、有害事象はなく、3例で股関節伸展角度と立脚後期の骨盤前方速度が改善し、歩行速度は2例で向上した。また、生活空間評価(LSA)は全例で改善した。これらの結果から、リアルタイムフィードバックを用いた歩行練習は、慢性期脳卒中患者の歩行能力や活動範囲の向上に有効である可能性が示された。
荒木草太、奥村和美、石井麻美、佐藤孝平、黒澤啓志、柴田里奈、芝崎淳、宮崎宣丞、木山良二、髙村元章