その他

基本情報

氏名 髙村 元章
氏名(カナ) タカムラ モトアキ
氏名(英語) Takamura Motoaki
所属 健康科学部 リハビリテーション学科(理学療法学専攻)
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル・テーマ

「座り過ぎ」の日常生活を見直しましょう!

単著・共著の別

その他(発表学会等)

発行又は発表の年月

201806

発表学会等の名称

平成29年度研究調査報告会・介護予防講演会(山元町)

概要

平成29年9月-12月に山元町内の65歳以上の住民281名(女性238名、男性43名、平均年齢75.5歳)を対象に実施したフレイル調査の結果および座り過ぎ対策講演会を実施した。当日は、約200名の参加者がひだまりホールに集まった。
フレイルと身体活動量調査の結果:
・身体活動量の測定結果からは、起きている時間の約半分の52%が座位行動(座ったりしていてあまり動かない時間)に費やされていることがわかった。時間でみると7.6時間に相当し、男性は女性に比べ、運動するような強い強度の活動もしていますが、座っている時間も長いという特徴(男性8.3時間、女性7.4時間)がみられた。一方、女性は男性に比べて、日常生活での家事などを行うようなちょこまか動く時間(女性6.5時間、男性5.2時間)が多い傾向がみられた。これらの結果は、他の地域で行われた過去の調査結果と比較してみると、山元町の方が全体的によい結果であることがわかった。具体的には、座っている時間が短く、こまめに動いている様子がうかがわれた。また、男性と女性の活動の大きな特徴については他の地域の調査と一致した傾向がみられた。
・1日あたりの平均歩数は、男性5,061歩、女性4,782歩だった。これを平成27年の国民健康・栄養調査結果の歩数(70歳以上)と比較すると、男性5,518歩(-457歩)、女性4,267歩(+515歩)という状況であった。座って過ごす時間が長い(座り過ぎの)人は、最近の研究で様々な病気の発症や死亡リスクとの関連性などが指摘されており、自身の座り過ぎの状況に気づき、こまめに立ち上がり、動く習慣作りが重要であることを強調した。