「Maternal accommodation in infant-directed speech during mother’s and twin-infants’ vocal interactions.」 (査読有、筆頭)
本研究では、遺伝的には異年齢同胞と同じである二卵性双生児を対象とし、乳児が生後3ヵ月から9ヵ月にかけて縦断的に調査を行なった。本事例における双生児には、母親との相互作用において音声数・音声反応率ともに違いが認められた。結果より、母親は乳児の月齢が低いときから既に、高い基本周波数と上昇音調の音声を乳児の音声反応を引き出すためのストラテジーとして用いていることが示唆された。pp.481-487 庭野執筆担当箇所:全文Katsuko Niwano, Kuniaki Sugai
『Psychological Reports』 92.