「音響分析による親-乳児間音声相互作用の発達的研究」(査読有)
親-乳児間における音声相互作用について、その音響的特徴と発達的変化について詳細に分析を行い、実証的に明らかにした。本研究により、(1)母親の対乳児音声の音響的特徴は乳児の月齢に応じて変化する、(2)母親の対乳児音声の音調曲線と発話内容には対応がある、(3)父親と母親の対乳児音声は音響的特徴には類似点があるが発話機能において違いがあることなどが明らかとなった。本研究において得られた知見は言語発達研究はもとより、障害児教育、発達心理学、母子保健臨床等に貢献するものと考えられる。総p.270
東北大学学位請求論文(博士号)